こんにちは!アメです^ ^
今週の「月曜日のはなし」は、女性向けになります。
女性にとって健康を左右する存在でもある生理についてです。
記事を読んで欲しいのは以外のような人です。
・生理痛がある
・生理中に不調を感じる
・周期が安定しない
・周期が短いor長い
今回は東洋医学的な視点から、体質やタイプをご紹介し、それぞれに合った対処法をお伝えしようと思います。
本記事は、少しでも生理に苦しむ女性の助けになればと思い、私の薬膳の知識や、漢方医の著書を元に執筆したものです。
あまりにも月経がこないなど、異変を感じている場合は、医療機関におかかりになることをオススメいたします。
それでは参りましょう٩(^‿^)۶
はじめに
生理の不調は人それぞれです。東洋医学では、症状だけを診るのではなく、その症状を引き起こしている原因となる患者の体質を見極め、治療を行います。
今回は生理中の不調をタイプ別に分けている、『こころとからだに効く!櫻井大典先生のゆるゆる漢方生活』を参考に対処法をお伝えいたします。
さらに、私自身が試してみた生理不調への対処法もまとめましたので、少し長いですが、気になるところに目次で飛んでいただければと思います!
※複数のタイプの症状が重なる場合も大いにあります。最も強い症状の対策を参考にしてみてください。
生理痛
生理中の痛みを一時的に鎮痛剤で治めている方は、多いでしょう。私も痛み止めが存在する時代に生まれて良かった(*^-^*)
と日々感謝しておりますが、生理中にそこまで痛みを感じること自体、何かしらの問題が身体の中で起きているサインです。
少しずつでも痛み止めなしで生理を乗り越えられるように、
まずは症状が多く当てはまるタイプを探し、自分に合った対処法を試してみましょう。
生理痛・症状チェックシート
A タイプの症状
☑寒がりでむくみやすい
☑エアコンの風が苦手
☑頻尿・軟便・下痢
☑おりものの量が多い(サラサラ)
→冷えが原因。対処法はこちら
Bタイプの症状
☑イライラや憂うつが多く感情の波が激しい
☑月経前にお腹や胸が張って痛む
☑下痢と便秘をくり返す
→ストレスが原因。対処法はこちら
Cタイプの症状
☑冷えのぼせ
☑クマやシミができやすい
☑肩こりや頭痛がある
☑舌の色や唇、歯ぐきが紫色(黒っぽい)
☑痔がある
☑子宮内膜症や子宮筋腫、高脂血症や硬塞があると病院で言われたことがある
→ドロドロ血が原因。対処法はこちら
Dタイプの症状
☑乾燥肌の冷え性
☑髪にツヤがなくパサパサ
☑貧血がある
☑階段を上る程度で動俸がする
☑月経周期が乱れている
☑爪が弱い
☑便秘気味
☑不安感が強く不眠傾向
→ 気血不足が原因。対処法はこちら
生理痛のタイプ別対処法
A(冷えタイプ)の月経痛の対処法
冷えタイプの特徴と対策
身体が冷えると悪化し、温めるとやわらぐ傾向があります。
これは、冷えると、子宮周辺の血流が悪くなるからです。このタイプは、経血が薄い赤色や暗い赤色をしているのも特徴です。
対策としては、暖かい服装を心がけること。月経期間中のプールなどは厳禁です。
冷えタイプが摂りたい食材
身体を温める作用のある次の食材を摂りましょう。
身体を温める食材memo
生姜/玉ねぎ/にんにく
鮭/牛肉/鶏肉
ごま/シナモン
B(ストレス)タイプの月経痛の対処法
ストレスタイプの特徴と対策
月経前から胸やわき腹、お腹が張って痛むという特徴があり、月経がはじまるとやわらぎます。
これは、体内の気のめぐりの低下によるもので、経血はやや黒っぽいことが多く、ストレスで悪化する傾向も。
このタイプの対策としては、散歩、深呼吸など、ゆったりとした時間を過ごすことです。好きな香りを見つけるのもおすすめ。
ストレスタイプが摂りたい食材
気が滞っているので、巡らせる効果のある食材を摂りましょう。
気をめぐらせる食材memo
・香味野菜
春菊/三つ葉/みょうが/パクチーなど
・柑橘類
オレンジ/みかんなど
・ハーブティー
ミント/バラ/ラベンダーなど
C(ドロドロ血)タイプの月経痛の対処法
ドロドロ血タイプの特徴と対策
とにかく痛みが強いのが特徴です。不要になった内膜がスムーズに排出されずドロドロ血が滞り、悪化すると、刺されたような痛みを伴うこともあります。
月経の2日間が痛みのピークで、血の塊が出たあとは楽になる傾向にあります。経血はどす黒く、レバー状の塊が混じります。
このタイプはドロドロ血を改善することが必要。
ドロドロ血タイプが摂りたい食材
砂糖の多い食べものはひかえて、次の血のめぐりを促す作用がある食材を摂りましょう!
血のめぐりをよくする食材memo
にんにく/らっきょう
サンマ/イカ/黒きくらげ
シナモン/黒豆
D(気血不足)タイプの月経痛の対処法
気血不足タイプの特徴と対策
重だるく純い痛みがダラダラと続きます。これは血が不足し子宮や卵巣に栄養やエネルギーが届かないために起こります。
このタイプは過労を避けて十分な休息をとってください。血をめぐらせる軽い運動もおすすめです。
気血不足タイプが摂りたい食材
気や血を補う作用を持った食材を摂りましょう。
気や血を補う食材memo
山いも/にんにく/きのこ
羊肉/牛肉/鶏肉
レバー/うなぎ/エビ
牡蠣/卵/黒豆
小豆/栗/くるみ/米
生理周期の悩み
東洋医学では、生理の正常な周期を28日と考え、これよりも7日以上前後する状態が、3周期以上続く場合を「月経不順」とします。
エネルギーの不足、血の不足、血流の乱れや滞り、さらには腎の機能低下などが原因として考えられ、不妊症に繋がる場合もあります。
異常を感じているなら、早めに専門的機関に相談するのが良いでしょう。
基礎体温を測ろう
周期があまりにも不安定な方は、周期をカレンダーに記録したり、基礎体温を測るなどして、データを持って婦人科にかかることをオススメいたします。
自分の生理不順のタイプを知るには、基礎体温の測定が必要になります。
基礎体温計を用意しよう
基礎体温計は、通常の体温計に比べてお値段が張りますが、女性の健康管理に役に立ちますので、これを機にご購入されることをオススメいたします。
舌で測るのは大体一緒ですが、検温にかかる時間も、ものにより様々で、アプリと連動できる物など、その性能もマチマチです。ご自身に合ったものをお選びください。
サイトによって同じ物でも値段が変わるので、よく調べてからご購入してくださいね。
ちなみにわたしは、3000円程度で、測定が30秒と素早く測れるものを使用しています。
毎朝起き上がる前に何分も検温にかかると、その間に寝落ちしてしまうので助かっております(笑)
生理不調6つのタイプ
東洋医学では、生理不調は6つのタイプに分けられるそうなので、今回は自分がどのタイプに当たるのか確認しておきましょう!
①「月経先期」の疲れ、エネルギー不足タイプ
☑基礎体温が低い
☑低温気と高温期の体温差が0.3度以下と小さい
☑高温期が10日未満
☑高温期の体温が低い・不安定
☑低温期が14日以上と長い
☑ダラダラと出血が続く
☑月経前に不正出血がある
☑排卵後や月経中に下痢や軟便
☑むくみがある
→「月経先期」エネルギー不足タイプ。対処法はこちら
②「月経先期」のうるおい不足・熱こもりタイプ
☑基礎体温が全体的に高い
☑低温期の体温が36.5度を超えている
☑高温期の体温が37度を超えている
☑のぼせやほてりがある
☑口の渇き
☑寝汗
→「月経先期」熱こもりタイプ。対処法はこちら
③「月経後期」の血不足タイプ
☑低温期が長い(14日以上)
☑高温期が短い(10日未満)
☑立ちくらみがある
☑不眠がち
☑月経前後に頭痛がある
→「月経先期」血不足タイプ。対処法はこちら
④「月経後期」の血めぐりが悪いタイプ
☑月経がはじまっても基礎体温が下がらない
☑月経中に下がった体温がまた上がる
☑経血にレバー状の塊や粘膜のような塊が混じる
☑月経痛がひどい
☑月経前後に頭痛
→「月経後期」血のめぐりが悪いタイプ。対処法はこちら
⑤「月経前後不定期」ストレスタイプ
☑基礎体温の変動が激しい
☑低温期から高温期への移行に時間がかかる
☑月経痛がひどかったり、月経痛がなかったりする
→「月経前後不定期」ストレスタイプ。対処法はこちら
⑥「月経前後不定期」腎の弱りタイプ
☑月経前後不定期で、イライラや落ち込みが激しいタイプにあてはまらなかった人
→「月経前後不定期」腎の弱りタイプ。対処法はこちら
生理不調のタイプ別の対策
①「月経先期」エネルギー不足タイプの対策
気の不足タイプの特徴
気が不足しているせいで卵胞から卵子がうまく排卵されず、あるいは体内に血を十分にとどめてないと、周期が短くなってしまうようです。
ダラダラと出血が続いたり、月経前に不正出血があったり、排卵後や月経中に下痢や軟便、むくみが見られる傾向があるのも特徴です。
気の不足タイプの対策
・十分な休息と身体を温める食事で元気を蓄える
・エネルギーが流れ出てしまう激しい運動や岩盤浴、ホットヨガ、長風呂などは禁物
・食事面では、冷たい飲食物や生ものをひかえ、身体を温めて、エネルギーである気を補う食材を摂る
気を補う食材memo
玉ねぎ/ねぎ/生姜
にんにく/らっきょう/にら
長いも/いも類/かぼちゃ
きのこ/鶏肉/羊肉/米
豆腐/黒ごま/黒豆
くるみ/栗/ナツメ
②「月経先期」のうるおい不足・熱こもりタイプの対策
熱こもりタイプの特徴
このタイプは、栄養に富む体液が不足し、熱が過剰になった状態のため、卵子が十分に発育できないまま排卵されてしまう傾向にあります。
熱こもりタイプの対策
・激しい運動や長風呂を避ける
・うるおいの作られる夜は、早く寝る
・食事面では、辛いもの、脂っこいものをひかえ、うるおいを生む食材を摂る
潤いを生む食材memo
冬瓜/トマト/白菜
ゆり根/梅/スイカ
梨/あんず/銀杏
緑豆/白きくらげ
③「月経後期」の血不足タイプの対策
血不足タイプの特徴
- このタイプの人は、栄養を運ぶ血が少ないため、卵子が育ちにくく、月経が遅れる傾向があります。
血不足タイプの対策
・とにかく目を休める
・食事面では、血を作る食材を積極的に摂り、また、適度に肉類を食べる
血を作る食材memo
鶏肉/レバー/卵
ほうれん草/にんじん
黒きくらげ/ひじき/黒砂糖
黒豆/ナツメ/プルーン
レーズン/クコの実/黒ゴマ
落花生/松の実
④「月経後期」血のめぐりが悪いタイプ
血のめぐりが悪いタイプの特徴
血流や血の質が悪くなると、卵巣や子宮に血(栄養)が十分に届かず、卵子の発育に支障をきたしています。経血にレバー状の塊や粘膜のような塊が混じったり、月経痛がひどく、月経前後に頭痛が見られることもあります。
また、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、卵管周囲の癒着があることも多いので、注意が必要です。
血の回りが悪いタイプの対策
・血流が悪くなることを避ける
・ストレッチ、屈伸、深呼吸を定期的に取り入れ、身体中に血をめぐらせる
・食事面では冷たいものの飲食は避ける
・身体を温め、血をめぐらせる食材を意識して摂る
身体を温める食材memo
生養/ねぎ/にんにく
らっきょう/にら/玉ねぎ
トマト/なす/春菊
アスパラガス/サバ/イワシ
カツオ/うなぎ/納豆
⑤「月経前後不定期」ストレスタイプの対策
ストレスタイプの特徴
イライラや落ち込みが激しいタイプ。気の流れの滞りが月経リズムを狂わせていると考えられます。
精神的なストレスや寝不足、過労によって気の流れが滞ると、ホルモンの分泌が乱れ、月経が不安定になるのです。
ストレスタイプの対策
・気のめぐりをよくする
・肩ではなく、お腹で深く呼吸する腹式呼吸を意識する
・カラオケもおすすめ
・辛いものを避ける
・香りで気をめぐらせる食材を摂る
気をめぐらせる食材
・ハーブティー
ジャスミン/ミント/バラ/菊の花など
・香味野菜
三つ葉/春菊/パクチー
セロリ/パセリ/シソ
⑥「月経前後不定期」腎の弱りタイプ
腎の弱りタイプの特徴
腎が弱ると、腎に蓄えたエネルギーが不足するため、月経リズムが狂います。
腎の弱りタイプの対策
・腎に刺激を与えて活性化させる
→深くしっかりとした腹式呼吸(腎はホルモンなどに加え、呼吸にも関与している)
→腰を鍛えるスクワット
・腎を養う黒いものを摂る
腎を養う食材
黒豆/黒ごま/黒きくらげ
ひじき/黒酢/海苔
実際に効果があった対処法
管理人アメが実際に試してみて、効果があったものをご紹介します。
皆さんも自分で試してみて、自分に合って続けられる習慣を見つけてみてくださいね(^_^)/
①早起きをする
生活リズムは生理の悩みに大変影響しすると痛感しております。
最近早朝起床の習慣を試しはじめましたが、今月の生理痛が軽減。
鎮痛剤は一度しか服用しておりません。
生理中は毎日飲んでいたこれまでに比べると、かなりの進歩です。
朝は早く起きろ!と色んな人に言われたり、そうした健康情報に度々触れては来ましたが、実際にやってみることがこんなに重要だとは(*_*)
検証の効果は近いうちにまとめて記事にします。とりあえず7日目の記事を。
ただの早起きしたよ~っていう報告です。全くの無価値です(笑)
じゃあ書くなやって感じですが、人様の目に晒すことはモチベ的に重要。
ブロガーの方には早起き報告、オススメです('ω')ノ
真面目な話、生理中の不調にはストレスが大きく影響するのですが、早起きはストレス軽減にも効果があります。
先ずは、朝早起きをしてみて、朝日を浴びてみて下さい!不安感がある人も、時間的な余裕ができることで、安心できるという効果もあります。
全ての健康問題に、まずは早起きを!というのがアメの思想です(笑)
②記録をとる
私は毎日自分の記録をとる、手帳術「バレットジャーナル」を実践しておりますので、体調についても毎日細かく記録しています。
自分の体調を把握しておくことは本当にに重要です。だいたいの方は、一か月の内に体調や感情の波があるはずです。その波が月経とどう関係しているのか、基礎体温と共に記録しておきましょう。
私の場合は、月の終わりに必ず不調期が到来し、メンタルも弱くなるので、月初めにたくさん行動し、月末は自分を甘やかすようにしています。
周期を把握し、自分の機嫌をとりながら過ごすことが大切なのです。
手帳には出来事や考えたこと、感情も記録していますので、自分自身の資料ができ、大変オススメできる習慣です。
記録と振り返りの習慣は、健康的にも、思考の整理にも役立ちます。
以前書いた記事があるので、興味のある方は読んでみて下さい。
③ハーブティーを飲む
ハーブティーを飲むのは色んな不調に効果的ですね。
香りにリラックス効果がありますし鎮痛効果もあります。
特にミントは万能ですので、お庭やベランダで、栽培してみてください。簡単に育つし、繫殖力もピカイチ。ミントティーはミントにお湯を入れるだけでできます。
癖のある味ですが、慣れれば好きになる方も多いでしょう。
私がよくのむのは、ミントにちょっとラベンダーを入れたハーブティー。
ぜひお試しください。コーヒー同様、プラシーボ効果もありますが、私にはすごく効果があります。
④鎮痛剤を効果的に使用する
ここまで東洋医学に基づいた対処法をお伝えして参りましたが、生理痛が酷い方は、本当に辛いのは私にもよくわかります。
その痛みに無理に耐える必要はありませんので、痛みが酷い時には、手っ取り早く痛み止めを飲むのがいいと思います。
私も元々、生理痛が酷く、鎮痛剤が手放せない人でした。さらに言うと、月経時に頭の働きが鈍くなり、そのせいで上手く動けず、ストレスになってしまこともあります。そんな時には、栄養ドリンクに頼るのもよいでしょう。
最近では徐々に量を減らしておりますが、自分の体調を把握し、効果的に薬に頼ることも時には必要だと思います。
とは言え、毎月月経が来る度に大量の痛み止めを飲むのは、体温が下がり、健康上よろしくありませんよね。無理せずに、薬を服用しつつ、徐々に根本となる体質を改善して参りましょう٩( ''ω'' )و
終わりに
生理の不調を放置しないで!
ここまで生理に関する悩みの解決方法をご紹介して参りましたが、少しでもお役に立てたでしょうか。
冒頭でもお話ししましたが、生理中の不調は身体からのサインです。あまりにも酷い場合は、身体に何らかの異常があるかもしれません。医療機関にご相談ください。
その際には、基礎体温を、1か月分記録していくと良いでしょう。
生理だから仕方ないとあやふやにせず、不調を起こしている根本となるあなたの体質について知ることは、健康のためにとても大切です。
今回は色んな対処法をまとめることができたので、ぜひ試してみてくださいね。月経は女性の身体にとって大切な機能です。これからも上手く付き合って行きましょう!
最後まで読んで下さってありがとうございました。
今日も元気に過ごしましょう(^_^)/
ではでは~
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