雨の日と月曜日

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祝!FirstTake出演!CreepyNutsとは何か①【HIPHOP&韻について】

CreepyNutsとHIPHOPのお話

うおおー!!

First takeにクリーピーナッツがでたああ!!

バズれ〜もっとバズれ〜!!

 

youtu.be

こんにちは^ ^テンション上がっておりますよ。

SNSを他にやっていないため、ブログに呟きのテンションで思いをぶちまけます。

 

CreepyNutsとは何なのか(もはや哲学(*_*))

Creepyさんを好きになってから早5年

周りに良さを伝えることは難しく、

家族にすら布教することを失敗し、

1人で毎週ラジオを聴いてきました。

 

HIPHOPを音楽として純粋に好きな人もまずマイナーですし、

その畑の中でもクリーピーさんは異色です。

でも私は、クリーピーさんはめっちゃHIPHOPだと思っています。

 

ラップのイメージ

ラッパーというと、不良性や厳つい感じ、

オラオラした感じと結びつけられて連想されそうですよね。

 

確かに、それもHIPHOPの一面です。  

HIPHOPは、自分を肯定する音楽です。

権力へのアンチテーゼを孕んだカウンターカルチャーであるとも言えます。

 特異性を表現する音楽

マイナーであっても、特異であっても、

これが自分の生きてきた環境であり、文化であり、これが自分の良さである、というのを言葉で示す音楽であるHIPHOPは、

世間から一般的でないとみなされがちな文化と結びつきやすいのです。

 

まあ、わかりずらいですよね。

そのわかりずらさがまた良いのですが。

本日はCreepyNutsとは何かを考える前に、まずHIPHOPとはどんな音楽なのか、アングラにはお邪魔したことのないバリバリのにわかヘッズであるこの私の独自解釈をお届けします。

HIPHOPとは何なのか

HIPHOPとは、自分の事を歌い、正当化する音楽だと思っています。

HIPHOPは、どの音楽よりも話言葉に近い音楽です。

どの音楽よりも音に多くの言葉を載せます。

勿論、ビート、トラックも大切ですし、

日本語でいう音程、メロディー(フロー)だって、必要な構成要素であります。

 

しかし、なによりもメインは言葉だと、私は思います。

ラップの特殊な要素として、韻(ライム)があります。

この素晴らしさについては以前も語らせていただきました。

 

韻を踏むというスタイルは、

言葉に重きを置いているからこそ生まれたのだと思っています。

曲のなかで言葉を、思いを放つ。そして聞き手に届けるのが音楽です。

その中で、聞き手に届けるにはどうするか。

キャッチーなメロディーに乗せる、キャッチーな言葉を繰り返す、

色んな方法があります。

 

曲の中に乗せる言葉の量が圧倒的に多いラップでは、

韻を踏む、という伝え方があるのです。

 

韻は説得力になるし、リズムにだってなります。

例を出したらキリがないですが、

最近聞いたラインから、、、

 

勘違い(auiai)すんな  にわかやろう(iaaaou)

パンチライン(auiaiu)なんて  二酸化炭素(iauaauo)

平凡(eiou)な日々も(iio )功績だろ(oueiao)

キティちゃん(iiiauo)宝石箱(oueiao)

 2つともZORNさんというラッパーのライムです。

 

韻の良さが出てますね…

 1つ目は少しコワめに感じるでしょうか…

このZORNさんという方、現在2児の父でハートフルな歌詞も書かれていますが、

若い頃はすごく、何というかハードコアな感じでした。

ダークネス時代を経て、今の人間味が増すという生き様ラッパーさんです。

人間味が出る韻

そんな彼の人間味が大いに表れている2つ目のライム、すごくいいですね。

強面(※イケメン)なお兄さんからキティちゃんの宝石箱というワード…

しかも全踏み。2児のいいパパであるほっこり感がにじみ出ている、まさに彼にしか書けないバースですね。

これだから韻は面白いのです。

 

韻を踏む事で言葉の選択肢は狭くなります。

そしてその中に自分の個性が表れます。

此れは俳句でいう写実性に似ていると思います。

感情を入れない情景描写。

その中に、その人の心情を表す。

 和歌にも通じる言葉遊び

それから楽曲もそうですが、フリースタイルも

日本の和歌と通じるところが多々あるように思います。

 

掛け言葉や枕詞など様々な表現方法で

言葉に奥行きを出し、その妙を競う。

 

そんな文学的な魅力が、ラップにはあるとおもうのですよ!!!

 

HIPHOPの精神性

韻が好きすぎて道が逸れましたが、

そんな言葉を用いて自分を正当化するのが、

HIPHOPであるというお話ですよ。

そして言葉数が多く、自分について語る音楽表現であるラップは、

世界観・価値観を理解するのに長けた当事者性を持っています。

此れは素晴らしいことです。

 多様性を認める音楽

決めつけて白い目で見るのを嫌う音楽性は、

多様化の進む現代によく合っているのではないでしょうか。

アメリカでHIPHOPがポピュラーなのは、

多様性を認める寛容なアメリカの精神性とマッチしているからだと思います。

 

話しが長くなりましたね。

いったんここで区切って、次回は日本におけるHIPHOPと、

その中でのCreepyNutsの存在についてお話しいたします。

 もし興味を持っていただけたなら、お読み下さい↓↓

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